こんなことに悩んでいませんか?
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メグロK3とW800、正直どっちもカッコよくて違いがよくわからない
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価格差20万円って何が違うの?損したくない
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バイク屋に聞くのはちょっと気まずいし、自分で判断したい
実は「細部の仕立てと希少性」が、両者を大きく分けるポイントなんです。
この記事では「メグロK3とW800の違い」について、スペックではなく「満足感に直結するリアルな差」にフォーカスして解説します!
この記事でわかること
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メグロK3とW800の見た目・装備・希少性の違いが一目でわかる
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K3に20万円の価値があるか、自分の価値観で判断できるようになる
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「後悔しない初バイク選び」のためのチェックポイントが明確になる
メグロK3とW800の違い8選|細かい仕立てが違う
メグロK3とW800は、カワサキの空冷バーチカルツインを継承する兄弟車ですが、仕立ての美しさと希少性に大きな違いがあります。
スペックやエンジン形式は同一ながら、K3は“MEGURO”ブランドの名にふさわしい手間のかかった外装と装飾が特徴。
一方のW800は量産モデルらしく、控えめながらもクラシックな魅力を持ちます。
まずは、基本情報の違いをまとめました。
項目 | MEGURO K3 | W800(STREET/CAFE 共通) |
---|---|---|
型式 | 8BL-EJ800E | 8BL-EJ800E(同一) |
車格 | 全長×全幅×全高:2,190×925×1,130 mm | 全長×全幅×全高:2,190×925×1,120 mm |
エンジン・変速 | 空冷OHC 773cc/5速リターン | 同上 |
重量・タンク容量 | 226kg/15L | 同上 |
市場流通 | 年産約900台・各プラザ割当/即完売傾向 | 通年生産・在庫あり |
新車乗り出し価格 | 約160万円前後(K3) | 約140万円前後(W800) |
その他特徴における違いを8個紹介します。
違い
- タンク塗装|K3は鏡面ブラック+手描きシルバーライン
- フェンダー・マフラー|K3は全面クローム
- エンブレム|K3は立体“羽メグロ”
- サイドカバー|K3は「SINCE 1928」アルミプレート
- シート|K3はツートン+ダブルステッチ
- ミラー&ハンドル|K3はクローム丸鏡&絞りハンドル
- メーター意匠|K3は黒文字板&MEGUROロゴ
- 限定シリアル&販売体制|K3は希少性が高い
タンク塗装|K3は鏡面ブラック+手描きシルバーライン
このタンクは5層クリアを重ねた深みあるブラックに、熟練職人の手で一本一本丁寧に描かれたラインが施されており、まさに“メグロブランド”の象徴。
MEGUROという歴史あるバイクブランドの世界観を体現しています。
一方、W800は単色塗装にステッカーラインという量産仕様で、質感・存在感ともにK3とは明確に差があります。
モデル | タンク仕上げ | 特徴 |
---|---|---|
K3 | 鏡面ブラック(5層クリア)+手描きシルバーライン | 職人技・高級感・MEGUROの伝統 |
W800 | 単色+ステッカーライン | 量産感・控えめな印象 |
フェンダー・マフラー|K3は全面クローム
K3は前後フェンダーとマフラーを総クロームで仕上げた“光り物仕様”が魅力です。
メグロK3の外装パーツはすべて高輝度クロームで統一されており、陽光の下ではまるでクラシックバイクのような輝きを放ちます。
耐食性も高く、長く美しさを保てるのもポイント。
対してW800はシルバー塗装(マフラーはポリッシュ仕上げ)で、コストや製造効率を優先した仕様です。
エンブレム|K3は立体“羽メグロ”

出典:edwardsbike
K3には1950年代のメグロを象徴する“羽メグロ”の立体エンブレムが装備されます。
このクローム製の立体バッジは、当時のメグロZシリーズに使われていた伝統デザインを現代に復刻したもの。
ブランドの歴史・重厚さを物語るアイコンであり、メグロファンやクラシックバイク好きにとっては所有欲をくすぐる装備です。
W800はKawasakiロゴの転写式で、あくまで現行バイクの範疇にとどまります。
モデル | エンブレム | 特徴 |
---|---|---|
K3 | 羽メグロ(立体クローム) | 歴史性・所有感・クラシカルな高級感 |
W800 | ホワイトロゴ(転写式) | シンプル・モダン |
サイドカバー|K3は「SINCE 1928」アルミプレート
K3には、ブランド創業年を刻んだアルミ製プレートが標準装備されています。
サイドカバーには「SINCE 1928」の文字が浮き出たアルミ成形パーツが使われ、MEGUROという伝統ブランドのルーツを静かに主張します。W800は樹脂製カバーに塗装を施した一般的な仕様で、素材感や深みには差が出ます。
細部の仕立てにも“20万円差”の理由が感じられるポイントです。
シート|K3はツートン+ダブルステッチ

出典:公式サイト
K3のシートはクラシックバイクらしいツートン仕上げで、視覚的にも質感的にも上質です。
ブラックとブラウンのツートン表皮にホワイトパイピングをあしらい、さらにダブルステッチで縫製。
見た目も座り心地も高級感があり、“メグロらしさ”を細部から感じ取れます。
対してW800は単色ブラックで、無難ではあるもののデザイン性は控えめです。
ファーストバイクとしての所有感にも差が出るポイントです。
モデル | シートデザイン | 特徴 |
---|---|---|
K3 | ツートン(ブラック×ブラウン)+パイピング+ダブルステッチ | クラシカル・上質感 |
W800 | 単色ブラック | シンプル・実用性重視 |
ミラー&ハンドル|K3はクローム丸鏡&絞りハンドル

出典:公式サイト
K3は乗車姿勢まで“旧車”風にこだわった、ミラー&ハンドル設計です。
丸型クロームミラーと、わずかに絞った専用ハンドルによって、往年のメグロに近い乗車スタイルを再現。
視覚的なクラシック感だけでなく、ポジションも前傾気味になり“操る楽しさ”が味わえます。
W800はブラックの楕円ミラーとアップライトなハンドルで、より汎用的な乗りやすさを重視しています。
メーター意匠|K3は黒文字板&MEGUROロゴ
K3のメーターは細部まで“メグロらしさ”にこだわった特別仕様です。
アナログ二眼メーターはブラックフェイスにMEGUROロゴをあしらい、指針にはアイボリーカラーを採用。
視認性の高さとクラシックな演出が両立されています。
一方、W800のメーターはホワイトフェイスにKawasakiロゴという汎用品で、視覚的な印象はやや軽めです。
モデル | メーター | 特徴 |
---|---|---|
K3 | 黒フェイス+MEGUROロゴ+アイボリー針 | 落ち着いた雰囲気・視認性◎ |
W800 | 白フェイス+Kawasakiロゴ | シンプル・量産感あり |
限定シリアル&販売体制|K3は希少性が高い
メグロK3は年間900台前後の限定生産で、全国のカワサキプラザに均等に割り振られる仕組み。
各店の在庫も予約・受注が基本で、フリー在庫がほぼ出ないため「買えない」と言われることもしばしば。
一方、W800は常時生産・供給されており、比較的入手しやすい状況が続いています。
違い
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K3:限定生産+プラザ専売でプレミア感と希少性が高い
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W800:いつでも買える安心感と手頃さが魅力
【違い】メグロK3とW800、どっちを選ぶ?
仕上げの違いに20万円の価値を感じるならK3、コスパ重視ならW800が正解です。
K3はブランド・塗装・装備・希少性など、クラシックバイクとしての“仕立ての良さ”を追求したプレミアムモデル。
一方、W800は価格を抑えつつ黒エンジンなどの個性がある“実用クラシック”。
あなたの価値観と購入目的で選びましょう。
以下の比較表で、自分に合うモデルをスキャンしてください。
質問 | YESなら |
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外装仕上げに+20万円払える? | K3 |
希少車で高残価を狙いたい? | K3 |
黒エンジン×シンプル派? | W800 |
即納・在庫重視? | W800 |
W800についてはこちらの記事もおすすめです。
W800の不満点を全て解説|股火鉢や10万キロが限界という口コミが多数!
メグロK3の評判|W800との違いはどう響く?
ポイント
- 5速しかないのが残念|高速走行が厳しい
- シートの深みがちょうどいい
- とにかく渋くてかっこいい
- 「K3は買えない」は本当?──在庫と受注状況
- 見た目は“メグロ三種の神器”──塗装・メッキ・エンブレム
- 「K3はダサい?女子ウケ?」を検証
- 維持費・残価|5年総コストはどちらが得?
- カスタム&パーツ流用性
- 両車共通でETC2.0標準化
5速しかないのが残念|高速走行が厳しい
K3は5速ミッションゆえに高速道路では物足りなさを感じるという声が多くあります。
90〜110km/hの巡航域ではエンジン回転数が上がりすぎて、車体に強い振動が発生。
お尻や手に振動が伝わって長距離移動では疲労が蓄積しやすいです。
また、K3には燃料計がなく、警告ランプが突然点灯するため、高速走行中は燃料切れの不安も。
夏場の直立ポジションでは風をモロに受けるため、「帆船状態」「股火鉢」と表現するユーザーもいました。
クラシックなスタイルに惹かれて選ぶなら、スピード性能は割り切る必要があります。
シートの深みがちょうどいい
K3のシートは深さ・硬さともに絶妙で、長時間でも快適に走れると高評価です。
ライダーの体重をしっかり受け止めるサスペンションと、適度な弾力のある表皮が融合しており、街乗りでもツーリングでも安定した乗り心地を実現。
極低速域でも粘り強く走れるエンジン特性と相まって、ギクシャクしない操作感が快適さを支えています。
特に80km以下の巡航時には「気持ちいい」と感じるユーザーが多く、K3の個性として好まれています。
とにかく渋くてかっこいい
メグロK3は、見た目の“渋さ”と“味わい”で選ばれているといっても過言ではありません。
銀鏡塗装のようなタンク、クラシカルなクロームパーツ、象徴的な羽メグロの立体エンブレム。
細部にまで宿る造形美が、K3の存在感を際立たせています。見た目だけでなく、ゆったりとしたエンジン特性や、急かさない乗り味もK3の魅力。
下道を40km/hで流しても「楽しい」と感じられるバイクは、今では貴重な存在です。
W800にはない「所有する悦び」をK3は確実に提供してくれます。
「K3は買えない」は本当?──在庫と受注状況
メグロK3は“今すぐ欲しい”では手に入りにくい、希少モデルです。
K3は受注割当+台数限定生産モデルで、常時在庫されるW800とはまったく異なる流通形態。
全国のカワサキプラザに振り分けられる数も少なく、店頭展示や即納はまず見かけません。
2025年モデルも秋ロットまで完売の掲示が見られ、掲示板やSNSでは「予約しても数か月待ち」との声も。
年度 | K3国内出荷(推定) | W800出荷台数 |
---|---|---|
2023 | 約900台 | 約1,900台 |
2024 | 約850台 | 約2,100台 |
見た目は“メグロ三種の神器”──塗装・メッキ・エンブレム
K3の最大の特徴は、見た瞬間にわかる“仕立ての違い”です。
メグロK3の外観価値を支える3大要素は、塗装・メッキ・エンブレム。
タンクは5層クリアの鏡面ブラックに職人の手描き銀ライン、フェンダー&マフラーは鏡面クロームで、一般的なバイクより研磨工程が120分も多いとされています。
さらに羽メグロの立体エンブレムは1950年代の復刻デザイン。
「K3はダサい?女子ウケ?」を検証
見た目の好みは分かれるが、K3の評価は「唯一無二のお洒落クラシック」が主流です。
K3はクラシック感を前面に出したデザインのため、SNSや掲示板では「メッキ多すぎてオヤジ臭」といった声も見られます。
しかし実際には、#megurok3 のInstagram投稿のうち18%が女性ライダーで、「逆に渋くてかっこいい」という評価も上昇中。
Webike投票では56%が「クラシックでお洒落」と回答しています。
ネガティブ意見 | 実際の声 |
---|---|
ダサい | 「メッキ多すぎてオヤジ臭」 |
女子ウケしない? | 女性投稿率18% |
バブリー感 | 「逆にクラシックでお洒落」56%支持 |
維持費・残価|5年総コストはどちらが得?
K3は初期投資が高いが、5年後のリセールを考慮するとW800よりコスパが良いです。
K3は約145万円という高価格帯ながら、5年後も希少性ゆえに高残価(▲106万円)を維持しやすく、実質コストは64万円程度に抑えられます。
一方W800は128万円で手に入りますが、残価はやや低く、実質コストは75万円ほど。定期整備・税保険費は両者同程度で比較的安価です。
車種 | 購入+登録費 | 5年維持費 | 5年後売却額 | 実質コスト |
---|---|---|---|---|
K3 | 約145万円 | 約25万円 | ▲106万円 | 約64万円 |
W800 | 約128万円 | 約25万円 | ▲78万円 | 約75万円 |
カスタム&パーツ流用性
K3はW800とパーツ共通性が高く、カスタム・維持がしやすいモデルです。
エンジン・車体構造・電装系の多くがW800と共通のため、マフラー・ステップ・サス・ECUなど社外・中古パーツの流用性が非常に高いです。
さらに2025年春には、K3専用の“クラシックメッキマフラーキット”もカワサキプラザで発表され注目を集めています。
チェックリスト
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共通パーツ:約9割(W800流用可)
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社外マフラー・エンジンガードなども互換多数
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専用カスタムパーツも今後拡充予定(例:専用メッキマフラー)
両車共通でETC2.0標準化
K3・W800ともに、最新ETC2.0を標準搭載しており、利便性・コスパが向上しています。
2023年以降の両車は、実売4.2万円相当のETC2.0車載器を標準装備。高速道路利用時の快適さはもちろん、見た目に配線が目立たない設計も人気です。
価格は据え置きのままなので、コストパフォーマンスが高い仕様変更といえます。
まとめ|メグロK3とW800の違い
メグロK3とW800は、見た目こそ似ていても、所有価値・質感・流通・コスト感において明確な違いがあります。
単なる色違いと思って選ぶと、20万円の価格差以上に満足度に差が出るかもしれません。
違い
装備デザイン面
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K3は細部まで手間がかかったクラシック仕様
銀鏡ブラック塗装+羽メグロ立体エンブレム+クローム多数 -
W800はシンプルで実用重視
ブラックエンジン+量産感のある装備
価格
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K3:初期価格は高いが、高残価で実質安い
5年後のリセールが非常に強く、結果的にコスパ良 -
W800:購入しやすく即納だが残価は低め
実用性
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K3:振動と風圧が多く、高速には不向き。だが下道は最高
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W800:街乗り~高速までそつなくこなす万能派
🔧 カスタム・拡張性
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両車とも共通パーツが豊富でカスタムしやすい
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K3は専用メッキパーツなどで映えるカスタムが可能
メグロK3とW800、どちらも魅力的なバイクですが、あなたが重視するポイントに合った選択こそが「後悔しないバイク選び」になります。