と気になっている方も多いのではないでしょうか。
高級ミニバンとして人気のアルファードですが、中古市場では手頃な価格で売られていることもあります。
しかし、安さだけで選ぶと、故障リスクや維持費の高さに後悔する可能性も。
アルファードの中古車が安い理由は、
30系の長期販売
業務用として大量に流通している
ことなどが影響しています。
特に、古い年式の車両や走行距離の多い個体は価格が下がりやすくなっています。
そこで本記事では、アルファードの中古車がなぜ安いのかを詳しく解説し、後悔しないための選び方やおすすめのモデルを紹介します。
安さの裏に潜むリスクを理解し、最適な1台を見つけるためのポイントを押さえましょう。
アルファードの中古車はなぜ安いのか
アルファードは高級ミニバンとして人気ですが、中古市場では「思ったより安い」と感じる人も多いはずです。
その理由は、
- 新車供給の増加
- 販売期間の長さ
- 業務用途での大量流通
など、いくつかの要因が影響しています。
ここでは、アルファードの中古車が安い理由を詳しく解説します。
未使用車が急増したから
アルファードは2020年4月までトヨペット系列の店舗でしか購入できませんでした。
しかし、販売チャネルの統一により全国のトヨタディーラーで販売されるようになり、新車の供給量が大幅に増加。
その結果、登録済み未使用車(新車に近い状態の中古車)が市場に大量に出回ることになりました。
未使用車は新車と比べて価格が下がる傾向にあり、中古車価格の相場全体を押し下げる要因となっています。
特に、フルモデルチェンジ直後や決算期にはディーラーが未使用車を値引き販売するため、価格が下がりやすくなっています。
3代目モデル(30系)の販売期間が長かった
アルファードの3代目(30系)は2015年から2023年までの約8年間にわたり販売されました。
この長い販売期間により、中古市場には大量の30系が流通しており、需要よりも供給が多いため、相場が下落しやすくなっています。
さらに、マイナーチェンジを重ねた30系は後期モデルの方が人気が高いため、前期・中期モデルの価格が特に安くなる傾向があります。
古い車種の場合がある
アルファードの中古市場には、最新モデルだけでなく初代(10系)や2代目(20系)も多く含まれています。
世代 | 販売期間 | 年数 |
初代(10系) | 2002年〜2008年 | 20年以上前 |
2代目(20系) | 2008年〜2015年 | 15年以上前 |
3代目(30系) | 2015年〜2023年 | 5〜9年前 |
参考:グーネット
リセールバリューの観点では、一般的に「10年落ち」が価格の分岐点とされています。
それ以上古い車両はほぼ価値がなくなるため、激安価格で販売されることも少なくありません。
業務用で使われて大量に市場に出る場合があるから
アルファードは法人・業務用途で多く使用されており、大量に市場に流通するため、中古価格が下がりやすい特徴があります。
用途 |
特徴 | 価格への影響 |
ハイヤー・VIP送迎 | ホテルや空港送迎用に大量導入 → 短期間で売却される | 供給増で価格低下 |
レンタカー落ち | 数年で入れ替え → 走行距離が多い | 相場より安くなる |
社用車 | 役員車として利用 → まとめて売却される | フリート売却で値崩れ |
業務用車両は、走行距離が多かったり内装の使用感が強かったりする場合がありますが、しっかりとメンテナンスされているケースも多いです。
そのため、状態をよく確認すれば、価格が安くお買い得な個体を見つけることも可能。
【後悔しない】安いアルファードを買う場合のポイント
アルファードの中古車を安く購入する場合、注意すべきポイントがあります。特に、年式やグレードの選び方を間違えると、修理費や維持費がかさんで後悔する可能性があります。
30系車の後期を購入する
アルファードの30系は2015年から2023年まで販売されましたが、中でも2017年以降の後期モデルが狙い目です。
なぜ後期モデルが良いのか?
安全装備の強化:トヨタセーフティセンスが全車標準装備に。
デザインの変更:フロントグリルやヘッドライトがより洗練された印象に。
パワートレインの改良:エンジンやミッションが改良され、燃費性能や走行性能が向上。
一方、2015年~2017年の前期モデルは、装備が古くリセールバリューも低くなりがちです。
修理費や故障リスクを考えると、可能な限り後期型を選ぶことが賢明です。
100万以下なら20系の後期がおすすめ
「とにかく安くアルファードに乗りたい」という方には、20系の後期(2011~2015年式)が狙い目です。
中古市場では100万円以下で購入できる個体も多く、コスパ重視の方に最適です。
20系後期のメリット
- デザインが洗練され、30系に近い印象
- V6エンジンモデルは走行性能が良く、高速走行でも安定感がある
- リセールバリューは落ち着いているため、大幅な値下がりが少ない
ただし、20系も前期(2008~2010年式)になると装備や燃費性能が劣るため、できるだけ後期モデルを選ぶようにしましょう。
カスタム車は選ばない
中古市場には、エアロパーツやローダウンなどのカスタムが施されたアルファードが数多く存在します。
見た目がかっこいいと感じるかもしれませんが、カスタム車両は避けたほうが無難です。
カスタム車を避けるべき理由 足回りやエンジンに負担がかかっている可能性が高い メーカー保証が切れている場合が多い 改造歴があると買取査定が下がる
特に、エアサスやマフラー交換、過度なローダウンが施された車両は要注意。
純正状態を維持している個体を選ぶことで、故障リスクを抑えることができます。
【予算別】おすすめのアルファード中古車
アルファードの中古車は、予算によって選べるモデルが大きく変わります。
安さだけで選ぶと故障リスクが高まり、結果的に維持費がかさんで後悔することもあります。
そこで、150万円と300万円の予算別に、バランスの取れたおすすめの車種を紹介します。
【150万円】20系の後期型
150万円の予算がある場合、アルファードの20系後期(2011年~2015年式)が狙い目です。
前期モデルなら60万円程度で購入できる個体もありますが、年式が古く故障リスクが高いため避けた方が無難です。
後期型であれば、外装・内装ともに30系に近いデザインとなり、古さをあまり感じさせません。
また、V6 3.5Lエンジン搭載車は走行性能が高く、高速走行でも安定感があります。
中古車を選ぶ際には、できるだけ走行距離5万km以下の個体を探すのが理想的です。
10万km以上の高走行車は、エンジンや足回りの消耗が進んでいる可能性があり、修理費用がかさむリスクがあります。
購入時には、過去の整備履歴や修復歴の有無をしっかり確認し、できるだけ状態の良い車両を選ぶようにしましょう。
【300万円】30系の2015年式
300万円の予算があるなら、アルファードの30系(2015年~2023年)の中でも、2015年式の前期モデルが狙い目です。
2017年のマイナーチェンジ前であれば、価格も比較的手頃で、装備面でも大きな差がありません。
デザインは現行モデルと比べても見劣りせず、フロントグリルやヘッドライトのデザインが洗練されているのが特徴です。
30系の2015年式では、トヨタセーフティセンスを搭載したグレードを選ぶことで、安全性能を向上させることができます。
また、20系よりも燃費性能が向上しており、維持費の面でも優れています。
ただし、ハイブリッド車はガソリン車に比べて価格が高くなるため、コストを抑えたい場合は2.5Lガソリン車の「Z」グレードを選ぶのがおすすめです。
まとめ|なぜアルファードの中古車が安いのか
アルファードの中古車が安い理由は、
など、さまざまな要因が関係しています。
特に未使用車の供給増加は、新車と中古車の価格差を縮め、市場全体の価格を押し下げる大きな要因となっています。
安いアルファードを購入する際には、できるだけ後悔しないためのポイントを押さえることが重要です。
特に、30系の後期モデルを選ぶことで、最新の安全機能や燃費性能を備えた車両を手に入れることができます。
ただし、年式が古くなるほど故障リスクが高まるため、走行距離や整備履歴を慎重に確認することが大切です。
予算別に見ると、150万円では20系の後期型が、300万円では30系の2015年式がコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。
アルファードは高級ミニバンとしての魅力を持ちながら、中古市場では手の届きやすい価格で流通しています。
適切なモデルを選ぶことで、後悔せずに満足度の高い車を手に入れることができます。この記事を参考に、自分に最適な一台を見つけてください。
アルファードの中古車市場の動向を知ることで、より納得のいく選択ができるようになります。
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