CB125Rに慣れてきて、ふと「もっと速くできないかな」と思っていますね。
125ccとは思えないスタイルと安定感を持つCB125Rですが、走りに物足りなさを感じるライダーも少なくありません。
特に田舎道やワインディングを攻めたい場面では、あとひと押しの加速や馬力が欲しくなるのが正直なところ。
この記事では、CB125Rをフルパワー化して“馬力18.4PS・最高速136km/h”を実現する3つのステージとカスタム方法を徹底解説。
記事のポイント 馬力アップ・軽量化・パワーアップの方法3選 それぞれの費用の早見表 フルパワー化して楽しむ実際の口コミ
この記事を読めば、無駄な遠回りをせず、あなたにとって“ちょうどいいフルパワー化”が見えてくるはずです。
CB125Rをフルパワー化したら馬力18.4PS、時速136km!
CB125Rはカスタム次第で馬力18.4PS、GPS計測で最高速136km/hまで到達可能です。
以下に代表的な改造ステージとその効果を表でまとめました。
改造ステージ | 総費用めやす | 後輪出力 PS | GPS実測 最高速 |
---|---|---|---|
ノーマル | ― | 13.3 PS | 121 km/h |
ステージ① ECU書換+吸排気 | 約9万円 | 15.8 PS (+19 %) | 127 km/h (+6) |
ステージ② ①+軽量化7 kg | 約13万円 | 15.8 PS (同) | 127 km/h (同)・0-100 km/h −0.6 s |
ステージ③ Takegawa181 cc & Fi-CON2 | 16万円+構変費 | 18.4 PS (+38 %) | 136 km/h (+15) |
参考:HR
参考:TMCBLOG
そもそもパワー不足なのか?
カタログ上は15 PSですが、実測では13.3 PSと控えめ。
車重130 kgを考慮するとパワーウエイトレシオは9.8 kg/PS。
最高速はGPS計測で121 km/hとされており、ライバルのヤマハMT-125(124 km/h)と比較してもわずかな差にとどまります。
特に登坂や追い越しでの加速不足を感じるユーザーが多く、カスタムによる馬力向上が求められています。
カスタム方法①:ECUリマップ+吸排気
ステージ① ECUリマップ(YourMotoParts):約3万円 ヨシムラR-11 フルエキ:6万円(-2kg/+0.8 PS) K&N ハイフローエアフィルター:0.8万円(+0.2 PS)
合計費用約9万円で、後輪出力が+2.5 PS、最高速+6 km/hの性能アップ。
特に街乗りでの2〜3速の伸びが改善され、登坂時の余裕も増すと評価されています。
費用対効果の高いカスタムとして初心者にもおすすめです。
カスタム方法②軽量化7kg、最高速据え置きだが加速改善
ステージ② リチウムバッテリー(-1.7 kg):1.5万円 鍛造アルミホイール(-3 kg):18万円 ※任意 フルエキ換装(-2 kg):※ステージ①と共通 ABSローター肉抜き(-0.5 kg):DIY対応可
結果として7kgの軽量化を実現。
馬力に変化はないものの、パワーウエイトレシオは7.8 kg/PS相当に改善され、加速感が体感レベルで向上します。
0-100 km/h加速は10.4秒→9.8秒へ短縮され、扱いやすさもアップ。
カスタム方法③ Takegawa181cc
ステージ③ 81 cc シリンダー&ピストン+ハイカム:11.9万円 Fi-CON2 燃調ユニット:3.2万円
後輪出力は18.4 PS、トルクはノーマル比+28%と大幅アップ。
最高速は136 km/hに到達(GPS実測)。
ただし、軽二輪登録への構造変更(費用約1.6万円)が必要で、オイル交換サイクルも短くなる(1,500 kmごと)。
耐久面では2万kmごとに腰上OHが推奨されており、趣味性の高い選択肢です。
CB125Rのフルパワー化の費用と効果を比較
ポイント
どの改造ステージを選ぶべき?費用と効果早見表
目的 | 推奨ステージ | 馬力/最高速 変化 | 予算 |
---|---|---|---|
低コストで“もう少し” | ① | +2.5 PS/+6 km/h | 9 万円 |
峠でライバルに負けたくない | ①+② | +2.5 PS/加速 −0.6 s | 13 万円 |
原二最速ロマン | ③ | +5 PS/+15 km/h | 16 万円+構変 |
口コミ&実走データで裏付け
- ECU+フルエキ派:
- 「登坂で+5km/h伸びた。街中でも出足が明らかに良くなる」
- 軽量化派:
- 「切り返しが別バイク。特にワインディングで体感できる」
- Takegawa181cc派:
- 「高速道路で120km/h巡航も余裕。ただし振動とメンテ頻度は上がる」
カスタム後の走行感覚は、仕様ごとに異なります。
費用や改造範囲だけでなく、乗り味の好みも選定基準に入れましょう。
まとめ|CB125Rのフルパワー化はPS と km/h セット”で選べば後悔ゼロ
フルパワー化で後悔しないためには、「出力(PS)」と「速度(km/h)」の両面から判断しましょう。
ポイント 通勤+田舎道主体 → ECU+吸排気のステージ① 峠・ツーリング派 → 軽量化も加えたステージ①+② 高速巡航や原二枠を超えたい → Takegawa181cc(ステージ③)
あなたの走行スタイルに合わせた選択こそが、CB125Rを本気で楽しむカスタムへの第一歩です。
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