CBR600RRを手に入れようと、長い時間をかけて準備してきたあなたへ。
いざ購入を考えたときに「もう買えないらしい」という噂を耳にし、不安を感じたのではないでしょうか。
特に2022年に一度生産終了のニュースが流れたこともあり、今の販売状況がどうなっているのか、正しい情報がわからずモヤモヤしている方も多いはずです。
記事のポイント 2024年モデルの在庫は十分ある 現行モデルはファイナルエディションではない 中古相場は87.8万円〜145.9万円
夢のバイクを手にするために、今知っておきたい最新情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
CBR600RRは新車で買えない?最新モデルの生産状況とは
出典:公式サイト
ポイント
2024年モデルの在庫は十分ある
現在、CBR600RRの2024年モデルは基本的に生産・販売されており、多くのバイク販売店や正規ディーラーで購入可能です。
在庫状況は店舗によって異なるため、事前確認は必須ですが、ホンダの生産ラインは止まっていないため安心してください。
なお、在庫があるにもかかわらず「買えない」と感じるのは、以下のような理由が多く見られます。
必要なモノ
最新のモデル情報や販売店の在庫状況をチェックしつつ、早めに予約するのが確実です。
2022年に一度生産終了となった背景
CBR600RRは2022年に一度生産終了という話題で注目を集めました。
これは、日本国内の排出ガス規制(平成32年排ガス規制)への対応が理由です。
当時のモデルはその基準を満たしておらず、一旦ラインが止まりました。
しかし、その後ホンダは技術的対応を行い、2024年モデルでは排気ガス規制クリアを果たしています。 これにより、CBR600RRは再び市場に戻ってきました。
当時の混乱が今も「買えない」という誤解につながっているのが現状です。
現在は受注停止していないのでご安心ください
現在、CBR600RRは受注停止されていません。
一部のモデルで「予約受付終了」といった表記を見ることもありますが、それは特定の販売店が一時的に取り扱いを終えたケースであり、ホンダとしての受注体制は継続中です。
正規ディーラーやホンダドリーム店で直接確認することで、注文可能かどうかを明確にできます。
念のため、以下のような手順で確認するのがおすすめです。
チェック項目 | 内容 |
公式サイト | モデルの現行販売状況を確認 |
店舗問い合わせ | 希望店舗での在庫・納期確認 |
契約条件の確認 | 支払方法・保証内容の確認 |
2024年モデルはファイナルエディション?
「CBR600RRのファイナルエディションが出たら欲しい!」と期待している方も多いですが、2024年モデルにファイナルエディションという名はついていません。
ホンダとしては、明確に「これが最後」と明言する形での限定販売はしていないのが特徴です。
2020年モデルも当時“実質的なファイナル”と言われていたものの、実際には新型が復活しています。
そのため、今回もファイナルと断言するのは時期尚早でしょう。
チェックリスト 2024年モデルは“通常モデル”として発売 特別な「ファイナル」表記や装備はなし カラーや装備内容は通常通り
今後の規制変更や販売動向によっては変更の可能性もあるため、引き続き公式発表に注目しましょう。
CBR600RRは買えない?購入のポイント
出典:公式サイト
ポイント
新型の値段やスペック
CBR600RRの2024年モデルは、121PSを誇る水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンを搭載した、操る歓びを追求したスーパースポーツモデル。
マットバリスティックブラックメタリックとグランプリレッドの2カラー展開で、価格は以下の通りです。
カラー | 税込価格 |
マットバリスティックブラックメタリック | 1,573,000円 |
グランプリレッド | 1,606,000円 |
主なスペック
排気量 | 599cc、最高出力121PS / 14,250rpm |
車両重量 | 193kg、タンク容量:18L |
燃費 | 定地燃費 25.5km/L、WMTCモード 18.5km/L |
前後ブレーキ | 油圧式ディスク |
サスペンション | 倒立サス+ユニットプロリンク |
ミドルSSでありながらも、公道やツーリングにも十分対応できるバランスの良い車体設計です。
参考:公式サイト
中古市場の相場
CBR600RRの中古相場はモデルや状態により幅がありますが、特に人気の2020年以降のモデルは高値安定傾向にあります。
参考として、バイクパッションでは下記のような価格帯が示されています。
87.8万円〜145.9万円
※年式や走行距離、メンテナンス履歴によって上下します。
参考:バイクパッション
中古でも価格が大きく下がらない=リセールバリューが高いバイクと言えます。
中古車の場合の注意点
中古のCBR600RRを購入する際は、国内仕様と逆輸入車(逆車)の違いに要注意。
とくにフルパワー仕様は馬力が大きく異なり、取り扱いに慣れていないと難しいこともあります。
チェックリスト
同じ車名でも仕様の違いが大きく、保険・メンテナンス費用にも差が出るので、購入時はしっかり確認しましょう。
2025年モデルや後期モデルは販売される?
現時点で2025年モデルの公式発表はされていませんが、ホンダはCBR600RRの販売を継続しており、新色の投入やマイナーチェンジを含む後期型登場の可能性は高いです。
とくにカラーバリエーションやECU設定の変更などが予想されます。
メモ
欲しいカラーや仕様がある場合は、現行型のうちに確保しておくのも選択肢のひとつです。
今後の排ガス規制について
今後のEURO6や各国の環境規制強化により、600ccクラスの内燃機関スポーツモデルは販売継続が難しくなる可能性があります。
ホンダは2020年のモデルチェンジ時にEURO5対応を果たしており、短期的には販売継続の余地があります。
規制による影響ポイント
将来的に選択肢が減る前に購入するのが賢明です。
ホンダの今後の600ccクラス戦略とは
ホンダはCBR600RRを単なる市販車としてではなく、レースやサーキットユースを重視したモデルとして位置づけています。
2020年にEURO5に対応する形で復活した現行モデルは、電子制御技術や軽量な車体構造を活かし、600ccスーパースポーツの中でも高いパフォーマンスを発揮しています。
とはいえ、今後の排ガス規制や電動化の流れを踏まえると、ミドルクラスSSの新規開発には慎重な姿勢を見せており、大幅なモデルチェンジや後継機の登場は現時点で不透明です。
一方で、CBR500Rや400Rなどのエントリーモデルを強化しつつ、電動スポーツバイクの開発も進行中。
つまり、600ccクラスは「維持」しつつも、ホンダ全体としてはより多様な層へのアプローチを目指していると言えるでしょう。
中長期的には、CBR600RRの希少性がさらに高まっていく可能性も考慮すべきです。
まとめ|CBR600RRは買えないのか?
CBR600RRは「買えない」と思われがちですが、2024年モデルは通常通り生産・販売されており、在庫も十分に流通しています。
ただし、人気ゆえに納期の長さや店舗ごとの在庫切れには注意が必要です。
チェックすべきポイントを以下に整理します。
項目 | 内容 |
新車 | 正規ディーラーで注文可能(受注停止ではない) |
ファイナルエディション | 存在しない(今後の展開に注目) |
価格 | 157.3万円〜160.6万円(カラーにより異なる) |
中古相場 | 87.8万〜145.9万円(状態により上下) |
注意点 | 逆車・フルパワー仕様などの違いを要確認 |
また、将来的な排ガス規制の強化や電動化の流れを踏まえると、内燃機関の600ccスーパースポーツが“今と同じように手に入る”状況は長く続かない可能性があります。
CBR600RRを検討しているなら、「欲しいときが買いどき」です。
早めの行動と正確な情報収集が、後悔のない選択につながるでしょう。
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